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ソプラノサックス SP-820GM

オリジナリティー溢れるガンメタリックモデル
SP-650をベースにガンメタリック仕上げを施したモデル。 プロの演奏家と共に開発されたBrasspire Unicornの設計思想を受け継ぎ、より高い演奏要求に応える事が出来ます。 現代のサックスでは標準的なHighF#、フロントFキィも搭載。 鋭い中にも厚みのある音色は、ソロプレーに最適です。
モデル SP-820GM
税抜価格 ¥100,000
税込価格 ¥110,000
調子 B♭
管体、キイ ブラックニッケルメッキ仕上げ(ガンメタリック調)
付属キイ HighF♯、フロントFキィ付き
ネック デタッチャブルネック(ストレート/カープド)
本体外寸 約65cm×11cm×9cm
本体重量 約1,300g
ケース外寸 約63cm×23cm×15cm
セット内容 セミハードケース、付属品


ソプラノサックス SP-820GM
特徴
上位機種Brasspire Unicornの設計思想を受け継ぎ、管体やキーにも同様の素材を使用した上位モデル。ガンメタリック仕上げはブラックニッケルならではの硬質でシャープな音色を持ちつつも、よりコントロールしやすいのが特徴です。キーポジションにもプロの意見が反映され、演奏の楽しさを実感できます。
サックスのシステム
素材
素材
管体はサックスでもっとも一般的な真鍮製。サックスらしい明るく張りのある音色を生み出します。
素材
クリアラッカー仕上げ
仕上げ
ブラックニッケルを施した各パーツにスクラッチ仕上げを追加したガンメタリック仕上げ。ガンメタリック仕上げはブラックニッケルならではの硬質でシャープな音色を持ちつつも、よりコントロールしやすいのが特徴です。
仕上げ
彫刻
彫刻
ベル・1番管に彫刻入り。
ネック
ネック
ネックは交換式を採用し、ストレートとカーブドの2種類を付属。 他のサックスからの持ち替え時の吹きやすさや、音色によって、お好みのものを選択いただけます。
ストレート:吹奏感も軽く明るくダイレクトなサウンド。楽器を構えた時に他のサックスより楽器を持ち上げる感覚になります。
カーブド:適度な吹奏感とやや柔らかいサウンド。構えた時にストレートよりやや楽器が寝るので、他のサックスからの持ち替え時の違和感が少なく感じられます。
サムレスト
サムレスト/サムフック
高中音域の音のつながりと低音域の響きのバランスを重視し、樹脂製サムレストと真鍮製サムフックの組み合わせを採用。
サムレスト/サムフック
革タンポ
タンポ
音の立ち上がりが良く耐久性に優れるレザータンポ。メタルレゾネーターを採用し、より明るいサウンドに。
タンポ
硬質鋼バネ
バネ
強度が高く、しなやかでタッチ感の良い硬質鋼バネを使用。
セミハードケース
ケース
軽量で持ち運びに便利なセミハードケース。 取り外し可能なストラップが1本付属し、肩掛けも可能。ファスナーは信頼のYKK製。
付属品
セット内容
ソプラノサックス本体、セミハードケース、マウスピース(キャップ、リガチャ付)、リード、ストラップ、クリーニングクロス、取扱説明書、運指表、保証書、メーカー3年サポート「お客様カード」
サックスのシステム
アドルフサックスの発明以降、各社独自のキーシステム(Lowキーが現在と逆側にあったり、左右にキィが付いたバタフライキィがあったり)でサックスの生産が行われてきましたが、セルマーが1930年代に発売したバランスド・アクションが登場して以降、このシステムが現代のサクソフォンの原型となりました。現在販売されている多くの楽器は、このバランスド・アクションのレイアウトが基本ベースとなっています。 その後、フロントFキーやHigh F#キーなどが追加され、現在の形となっています。

  • フロントFキー(High F替え指レバー)
    普段、左手人差し指で押している記譜音シのキーの上にある枝豆みたいな形状のキーのことで、フラジオや高音ミ・ファ・ファ#の替え指で使用するキー。
  • High F#キー
    それまでの最高音だったHigh Fの一個上に音孔を作り、記譜上の最高音をF#とするキー。
    High F#キィはセルマー社ではMarkVIの後期ころから付き始めています。

素材
金属製管楽器の素材は、大きく真鍮・洋白が使用され、管体のほとんどは真鍮で作られています。
真鍮は、銅と亜鉛の合金で、銅成分の含有量によってイエローブラス・ゴールドブラス・レッドブラスに分かれ、使用される素材・場所によって、それぞれ演奏時の音色に違いが現れます。

  • イエローブラス:銅が60~70%の合金。輪郭がはっきりした、明るい音色
  • ゴールドブラス:銅が約85%の合金。太く豊かな音色
  • レッドブラス:銅が約90% の合金。柔らかく落ちつきのある音色
(洋白はニッケル・銅・亜鉛の合金。)

仕上げ
管体の素材である真鍮や洋白は、そのままでは時間の経過や手の油等で変色(サビ)していきます。そのため、多くの楽器にはそれを防ぐためにラッカー塗装やメッキが施されています。
これらのラッカーやメッキは、表面を保護するだけでなく、音色の変化にも効果をもたらします。 また、使用するラッカーやメッキの種類によってもその変化は異なりますので、ご自身のご希望に近い効果をもたらす仕上げを選びましょう。

  • ノーラッカー:もっとも金属の鳴りを感じることができる仕上げ。
  • クリアラッカー :ノーラッカーに比べてやや締まりがあり、ふくよかで明るい音色。
  • ゴールドラッカー :クリアラッカーよりパワフルな音色。
  • 銀メッキ :クリアラッカーより豊かで暗めの音色。
  • 金メッキ :銀メッキよりきらびやかな音色。
  • ブラックニケッルメッキ:硬くて鋭い音色。

タンポ(パッド)
木管楽器のトーンホールを塞ぐための部品。丸く抜かれた台紙とフェルトが皮で包まれたもので、皮の種類はそれぞれの楽器に適した素材が使用されています。

  • フィッシュスキンタンポ: (ピッコロ・フルート・クラリネット等 )
    以前は魚の浮袋を使用していたため、フィッシュスキンタンポと呼ばれていますが、現在は豚や羊の腸が使われています。 素材が薄いため、音の立ち上がりも柔らかく繊細です。
  • レザータンポ: (サックス・バスクラリネット・ファゴット等 )
    羊・牛・豚・カンガルーなどの動物の革が使われているため、レザータンポと呼ばれます。 フィッシュスキンに比べて、音の立ち上がりが良いのが特徴です。フィッシュスキンタンポに比べて耐久性も高いです。
  • コルクタンポ: クラリネット・オーボエのタンポの一部には、天然のコルクを使用したコルクタンポが使われます。 金管楽器のウォーターキーコルクが大きくなったイメージです。

レゾネーター
タンポの中心に着けられた反射板のことを、レゾネーター(共鳴板)、ブースター(増幅器)と呼びます。 木管楽器はベルからのみ音が出るのではなく、各々のトーンホールからも音が外に出るため、それらの音をより良い状態で外に出す為に取り付けられています。 レゾネーターの材質は一般的にプラスチックか金属のどちらかで、形状も様々です。全般的にプラスチックのほうが柔らかい音になり、またメタルは明るめの音になります。 それぞれ長所と短所があり、基本的に求める音によって選択されますので、メーカーやモデルによって選択されています。 また、一般的に違う素材のレゾネーターを一本の楽器で混ぜることは、音によって鳴り方が変ってしまう為良くないと言われています。

サムレスト/サムフック
サムレスト/サムフックの素材は、大きく樹脂製の物と金属製の物があり、それぞれ吹奏感や響きが変わるため、メーカーやそれぞれのモデルによって使い分けられています。
  • 金属製のサムレスト/サムフック:管体の振動を妨げないことから、ブライトで輪郭がはっきりした音色になり、全体的に響く印象になります。吹いた時の抵抗感は強めです。
  • 樹脂製のサムレスト/サムフック:より音色がマイルドな響きになり、吹いた時の抵抗感も軽めです。金属アレルギー対策として使用されることもあります。
それぞれ取り付けられている位置から、サムレスト→中高音域、サムフック→低音域の音色や吹奏感、音のつながり方に影響を及ぼします。 これらは統一した素材を使用されることもあれば、楽器としてのバランスを取るためにミックスして使用されることもあります。

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