マックコーポレーションは楽器の専門商社です。管楽器、弦楽器を専門的に扱っています。

楽器の総合商社 マックコーポレーション株式会社 TOP サイトマップ ENGLISH
会社概要 修理に関して お問合せ スタッフ募集 プライバシーポリシー
TOPページJマイケル >川嵜式スケール・ハーモニー練習法
川嵜式スケール・ハーモニー練習法

雑誌「ブラストライブ Vol.06」 の誌内 「Jマイケル伝説を追え」 で紹介された 「川嵜流ウォームアップ方法紹介」 について、川嵜氏より譜面と詳しい説明を頂きましたので、ここで紹介させて頂きます。
 
〜 Jマイケル伝説を追え Vol.06より 〜

川嵜流ウォームアップ方法紹介
ところで、スタジオのホワイトボードに書いてある楽譜は、一体?
「ああ、これですか?ドファミラソシレド、という音の流れ。これはね、私が生徒におすすめしている基礎練習なんです。まず自分の楽器は、必ずピッチの癖がある。これをすべてのキー(調)できちんと吹くと、自分の楽器のピッチバランスがいいか悪いかが実感できるんです」
  ただ漠然と吹くだけじゃだめなんですね。
「これは音程バランスをしっかりとるために考えたので、この動きの中にドレミファがすべて含まれているんです。単にドレミファ…と吹くと、もう慣れきっているからよほどピッチがおかしくなければ特になにも感じないでしょう?」
  …あ、なるほど。
「最初のド→ファは、4度みたいに感じられるかもしれないけれど、実際にはドミナント7thで、やや低めにとる。この音はミ(3度)にいきたがる傾向があります。そのままでは不安定だから、その完全4度上のラに移行すると、今度はドミナントのソにいきたくなる。そうなると結局はトニックのドにいきたくなるところをちょっと小細工して、途中にしれっとシとレをいれる」
  …いま、ちょっとオヤジギャグいれました?
「失礼。ま、簡単に言うとそういう音の流れを感じてもらえばいいな、と思って書いたパターンなんですよ」
  …オヤジギャグはわかったけど、肝心の「ドミナント」とか「完全なんとか」とか、よくわからない…
「君って音楽の天才じゃなかったの?」
  精霊になると、いろんなヒトの気持ちがわかるんです。今は音楽教室でみんなハイハイハイって手を上げているのに、ひとりだけわからなくてとりのこされた子供の気持ち…。
「そうか、それじゃ実際に楽器を吹きながら勉強してみようか」
  本当ですか?ど、どこで、いつやります?
「そうだねえ…それは君ンところのホームページで紹介したらどうだろう?」


川嵜式スケール・ハーモニー練習法

楽譜(GIF版)
楽譜(PDF版)
説明テキスト

★実際に演奏する上での使い方
基本は個人練習での使用です。慣れてきたら合奏でも使ってください。

一番上の譜面で例をあげると

・初めは4小節目のフェルマータまでゆっくり演奏します。
  設備がある場合はこの初回の演奏を録音しておく事をお勧めします。何回か演奏して十分音楽的に歌ってください。


・最初の3音(ド・ファ・ミ)をゆっくり演奏してください。
  この時、「ファ」は「ミに行きたい音」として認識して演奏してください。「ミ」でフェルマータして歌い込んでください。


・1音目から始めて5音目まで演奏します。今度は「ラ」を
  「ソに行きたい音」と認識して同じように演奏します。


・3〜4小節目を演奏します。このときまず「ソ-シード」、次に
  「ソーレード」と演奏して、「シ」と「レ」が共に「ドに行きたい音」だという認識を持ってください。
  その後譜面どおりに演奏し、「ソ」から「ド」に行きたいパワーが「シーレ」と寄り道しながら、より強くなって「ド」に向かって行ってる事を認識してください。


・2〜3小節目を演奏してください。この時は「ラ」が「ソに行きたい音」としてでは無く、独立した響きで歌える事を認識してください。


・最後にもう一度4小節間を通して十分に歌いながら演奏してください。これも録音して、最初のものと聞き比べる事をお勧めします。
 
十分にこの音列が歌えるようになったら他の段も演奏してください。いかにそれまで楽器のピッチに頼って演奏していたかが判ります。
(既に十分な練習を積んだ方はこの限りではありません。全ての譜面を等しく歌えるでしょう)
また、上記の使い方以外にも「ドーファ」「ドーファーラーソ」「ドーミーラーソ」「ドーファーラーソーシード」など、途中の音を無くして演奏してみてください。
音の性格が変わってくる場合があるのが認識できると思います。

★ここまでの過程でお気づきと思いますが、全ての音はその時に鳴っている(あるいは頭の中にある)コードトーンによって性格が支配される事を示しています。 最上段の楽譜では「ド・ミ・ソ」を軸として他の音が「どうドミソに行きたがるか」を認識してもらえると思います。この譜面で十分に演奏を繰り返していけばどんなキーのどんなコードでも「今、自分が演奏している音がどのように響くべきか」を体感できるはずです。


★詳しい使い方
単独の楽器で練習する場合は左端の移調楽器用番号は無視してください。
右の和音の部分は3回に分けて演奏してください。

合奏で使用する場合は左端のの移調楽器用番号に従ってください。
例えば指導者が「3番」と言えば
Bb楽器(Cl,Tp,Ts等)は上部にBbと書かれた一番左の列の番号を見て上から3段目の譜面を演奏してください。
C楽器(PiC,Fl,Tb,Tb,Eup,Tub等)は上部にCと書かれた左から2列目の番号を見て1段目の譜面を演奏してください。
F楽器(F−Hn)は上部にFと書かれた左から3列目の番号を見て8段目の楽譜を演奏してください。
Eb楽器(As、Bs、AltoHorn、メロホン等)は上部にEbと書かれた左から4列目の番号を見て10段目の楽譜を演奏してください。
右の和音の部分はパート内で分け、単独パートの場合はどれでも大丈夫です。

前半の曲中のいずれの音も自分の楽器で吹き辛い音は上下オクターブ変更しても大丈夫です。でも、なるべくこの音列に従ってください。
大事な事は、音楽的なフレーズにする事です。演奏は、常に音楽的である事、自分の音で歌うことを心がけてください。

全ての音にその動向(意思)を感じ取ってください。今演奏している音は、どう動きたいか、どう落ち着きたいかを感じてください。

                    川嵜 淳一

Copyright(C)2007 MAC Corporation