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Jマイケル伝説 Vol.13

Jマイケルの伝説を追え
(株)三栄書房
「ブラストライブ」 2010 Vol.15 (定価 952円+税)
誌内「Jマイケル伝説を追え!」にJ.Michaelの特集記事が掲載されました。 (P74~P75)
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ブラストライブ


Jマイケルは天使? /Fシングルホルン バルブトロンボーン ひとりの男の人生を救ったポケトラ 啼鵬さんとJマイケル スペシャル/ YOKANさんがオーボエにチャレンジ トランペット - 川嵜淳一さん トロンボーン - はぐれ雲永松さん バリトンサックス - TPOの武田和大さん TPOのメンバーからJマイケルへ 番外編 チェロを弾いてみよう Jマイケルのフレンチホルンと木村さん(東京佼成) ブラスタ「放課後プロジェクト」を応援するぞ 学校応援プロジェクト 学校応援プロジェクト マーチングブラスが熱い。

Jマイケルの伝説を追え その13_1
Jマイケルの伝説を追え その13_2
Jマイケルの伝説を追え その13_3

Jマイケル伝説を追え!

  • ボクの名前は、ジョン・マイケル。イギリス生まれの音楽の精霊…っていうこの挨拶も、ものすごーく、久しぶりだね(汗)。遊んでいたわけじゃないよ。実は、名古屋のとある中学校のみんなとすっかり仲良くなっちゃってさ…

新学期は、新楽器で!
岩倉中学校楽器族の皆さん

  • 名古屋市のとなり、岩倉市の岩倉中学校。本誌との出会いは、たまたま取材した、地域のアンサンブルコンテストだった。なんとホルン三重奏で、パーセル「トランペットヴォランタリー」に、そしてトロンボーン二本でバッハの「ヴァイオリン協奏曲」などの難曲に、果敢に挑むその姿に感動したのである。編集部が調べたところ、数年前からめきめきと実力をアップさせてきた同校の原動力はずばり、「楽器」。地縁があって地元の楽器輸入メーカー(マックコーポレーション)の協力が得られたため、幸運にもほとんどすべての楽器が新たに貸与されることになったのである。住むべきは「名古屋」かも?貸与されたのは、同社が調整し販売する「J.マイケル・ブランド」の楽器。低廉な価格で知られるブランドで、正直言って「安いけど、品質は?」と疑問を呈する向きも多かったようだが、生徒たちには大好評。地元名古屋ならではの、地域のメーカーとの温かな気持ちの交流が「音」に現れていたのである。そして今、彼らは新たな楽器で新学期を迎えた…

お友達になりたくなる楽器ですね!
古い楽器だと、モチベーションもあがらない

  • 今回から始まった連載が「ご当地楽器族」なんだそうだけど、そしてその第一回目が奇しくも「名古屋」らしいけど、実はボクの日本でのホームグランドも、この名古屋なんだ。もちろん、有名な山本屋のうどんも、山ちゃんの手羽先も大好きだよ。
  • でも一番好きなのは、音楽大好きな子どもたちと友達になること。これって意外と難しいんだ…。日本では、ボクの名前をつけた楽器「J.マイケル」は、とにかく「安い」ってことで知られている。ひとりでも多くの人に音楽を楽しんで欲しい…って思いで、そういう値段になっているんだけど、それが逆に「こんなに安いんじゃあんまりよくないんじゃないの?」という偏見のもとになっちゃっているところもある、らしい。中には、さわりもしないでそういうことを言う人もいるから悲しくなっちゃうんだけど、「私の恩師が実際に使って、すすめてくれたので、うちの学校にも入れることにしたんです」と語ってくれる先生がいたんだ。名古屋市のとなり、岩倉市にある岩倉中学校吹奏楽部の顧問、熊木夕子先生。名古屋芸大音楽教育学科出身で、副科でホルンを専攻していた熊木先生。すごーく熱心なブラスファンなんだけど、残念ながら赴任した岩倉中学には、最初古ーい楽器しかなかった。
  • 「部員も少なくて、みんなはっきりいって、あまりやる気がなかったんじゃないかと思うんです。たまたまその時トロンボーンの具合が悪くて、これは買い換えなきゃいけないかもな…とは思っていたのですが、予算もないし…そこへ、私の恩師からJ.マイケルのことを聞いて…」
  • さっそく子どもだちと一緒に、ボクの楽器を吹きくらべてくれたんだって。
  • 「最終的には子どもたちが『一番吹きやすい』といったのが決め手になりましたが、それが一番手頃な値段だったのもうれしかった(笑)。私の恩師は私に吹奏楽のイロハを教えてくれた人なんですが、その先生から『中学のブラスには最適だよ』と聞いていたので期待はしていたんですが、期待以上でしたね。楽器自体軽くて、中学生には持ちやすいし、子どもが吹いても一番よく鳴るなあ、という感じでした」
  • そしてなによりも一番「期待以上」だったのが、ボクの楽器を手にした彼女が、その後めきめきやる気をだしてくれたこと。

子供にとっては「ブランド」よりも「鳴るか鳴らないか」

  • 「私も一般吹奏楽団にいましたから、大人が『安い楽器はどうのこうの…』と言いたくなる気持ちは分かります。だけど、子どもたちは純粋に、きれいでよく鳴る楽器ならばそれで満足なんですね」
  • 熊木先生とともに顧問をつとめる宮地先生もトロンボニストなんだけど、実際に生徒の楽器を吹いてみて「これはよく鳴るなあ」と思っていたそうなんだ。
  • 「一番大事に思っているのは、楽器とお友達になれるかどうか、ということ」
  • 顧問の先生方はみんな楽器を演奏するんだけど、異口同音に語るのは、その言葉。それを聞いて、ボクはとってもうれしくなっちゃった。楽器の方だって「こいつは安いから、雑に扱ってもいいやー」なんて、粗末に扱われたら悲しくなっちゃうもんね。
  • 「楽器が軽くて、しかもよく鳴るんで…」
  • そのトロンボーンの彼女も、めきめき腕を上げたという。それを見ているうちに、彼女の友達もマイ楽器が欲しくなって、『じゃあ、買うわ』というわけで、ボクの楽器の仲間になった。それを見ているうちに、他の人も…。そして熊木先生も、
  • 「新しくてよく鳴る楽器だとみんなモチベーションが上がるんです。みんなに影響されて私も、ちょうどオーボエとソプラノサックスが欲しいな、と思っていたんで『じゃあ、買うわ』と(笑)」
  • …てなわけで、岩倉中学の中でボクの楽器を使う人が増えていったんだ。それでも、まだ学校のふるーい楽器を使わなければいけない子も多かった。一方、その頃、ボクの楽器を広めているマックコーポレーションが、ボクの楽器が吹奏楽部でも十分に使ってもらえるんだということをアピールするために、吹奏楽部に管楽器一式をまるごと貸し出してモニターをしてもらえる学校を探していた。これを知った熊木先生は、すぐにモニターを引き受けることにした。こうして、岩倉中学は、一部の個人持ちの楽器と打楽器を除いて、ピッコロからチューバまでボクの楽器で揃ったというわけ。さらに、弦バスもボクの親戚カルロ・ジョルダーノ一家(いつかチェロを紹介したよね)のものを使っているんだ。
  • 「楽器が新しくなったら、これまで休みがちだった子供も、練習に出るようになったんです。子供にとってはブランドよりも、値段よりも、よく鳴る楽器だ、ということが一番のモチベーションになるんですね」
  • そんなわけで、ボクの楽器が入った頃から比べると、コンクールの成績も上昇中。
  • 「コンクールの成績より、みんなの顔が楽しそうになったことが一番嬉しいです」
  • 地域のアンサンブルコンテストをたまたま聴かせてもらったけれど(ホルン、トロンボーン、クラリネット)みんな意欲的なプログラムですごく元気に、楽しそうに演奏していたのが印象的。そう、音楽は楽しくなくちゃね。
  • 「ずっと楽器、続けたいです。ええ、高校に行っても」
  • いいぞ岩倉楽器族。そして、大人になっても、素敵な笑顔の楽器族でいて欲しいな。

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