マックコーポレーション株式会社 PC用 マックコーポレーション株式会社 SP用

Jマイケル伝説 Vol.14

Jマイケルの伝説を追え
(株)三栄書房
「ブラストライブ」 2010 Vol.16 (定価 952円+税)
誌内「Jマイケル伝説を追え!」にJ.Michaelの特集記事が掲載されました。 (P80~P82)
テキストで読む
ブラストライブ


Jマイケルは天使? /Fシングルホルン バルブトロンボーン ひとりの男の人生を救ったポケトラ 啼鵬さんとJマイケル スペシャル/ YOKANさんがオーボエにチャレンジ トランペット - 川嵜淳一さん トロンボーン - はぐれ雲永松さん バリトンサックス - TPOの武田和大さん TPOのメンバーからJマイケルへ 番外編 チェロを弾いてみよう Jマイケルのフレンチホルンと木村さん(東京佼成) ブラスタ「放課後プロジェクト」を応援するぞ 学校応援プロジェクト 学校応援プロジェクト マーチングブラスが熱い。

Jマイケルの伝説を追え その14_1
Jマイケルの伝説を追え その14_2
Jマイケルの伝説を追え その14_3

Jマイケル伝説を追え!

  • ボクの名前は、ジョン・マイケル。英国生まれの、音楽の精霊なんだ。前回もボクと同姓同名(笑)の楽器が活躍している中学校を紹介したけれど、今回は「踊って吹ける」とっても楽しいJマイケル楽器族を紹介しよう。その名も、愛知EEユースウインドオーケストラ!

JマイケルでEveryone! Enjoy! Brass!

  • 名古屋にはユニークな市長さんが誕生して、全国から注目されているらしいけど、今回ご紹介する「愛知EEユースウインドオーケストラ」(以下愛知EE)の方が、めっちゃ面白い。
  • 「なんか愛知代表みたいで面映いですけど(笑)実は練習場が『愛知郡』にあるから。でも代表のつもりで胸はって楽しくやってます」
  • みんなを率いる永長(ながおさ)氏は、そう微笑む。普段のお仕事は小学校の先生で、コントラバスを弾く楽器族でもある。このバンドの「代表」で、バンドの指導も行うが、きちんと会費を払うメンバーでもある。そう、この愛知EEは、大人も子供も一緒に音楽を楽しむユニークな楽器族集団なんだ。
  • そしてEEというのはEnjoyとかEveryoneとか、単に「いい!」とか(笑)いろんな意味を重ねて命名されたもの。設立は今を去ること3年前。
  • 「マーチング全国大会を経験した中学校の卒業生たちが『マーチングをやれるアマチュアバンドを作ろう』ということで最初に集まったんですね」
  • マーチングをやりたい、と一口に言っても、コンテストで覇を競いたい人や、ひたすら楽しくやりたい人など、いろいろな想いが交錯するもの。そこで、最年長としてみんなをとりまとめ「場所・人数にとらわれず、吹奏楽本来の可能性を追求しよう。座奏も、パレードもなんでもやってやろう」という「愛知EE」の流儀が確立した。その趣旨で参加したメンバーで命名したのが現在のバンド名だったのだ。

やる気はある しかし、楽器がない

  • 愛知EEには社会人が3名加盟している。先述の永長代表の他、普段は消防音楽隊でユーフォニアムを吹いている渡辺氏と、今年小学校の先生になった下村氏だ。マーチングの指導は、渡辺氏。アマチュアの団体で平日夜の練習でマーチングをやるなんて大変だろうな…と思っていたが、みんな学校での疲れもみせず、実にうきうきとボクの名がついた楽器をもって会場(「いこまい館」)にやってくる。余談になるが、会場には愛知万博当時にインドネシアから寄贈された珍しいインテリアがかざってあって、ちょっとおしゃれな雰囲気の場所。しかも練習場はマーチングもらくらく可能なフラットフロア。まさにこの「いこまい館」は、愛知EEのためにあるみたい(笑)。愛知EEの楽器族は、毎週水曜日にそこに集結する。進学した学校では都合で別の楽器を吹いている子も、ここでは自分のやりたい楽器を手にして、実に楽しそう。こんな笑顔が生まれたのは、まさに奇跡としかいいようがなかった。
  • 学校を卒業しても音楽を続けたい、と思うのは当然のこと。しかし、学校の楽器は卒業したら使えなくなる、というのもまた当然。しかも、だんだん勉強するウチに昨今の世界的な不況のなかで親がみんな苦労していることがわかってきた若き楽器族たちは、なかなか楽器を買って…とおねだりできないのが現状。だから、愛知EEもたちあがったものの肝心な楽器が揃わなかった。
  • 「トランペットなどはまだしも、ユーフォニアムやトロンボーン、チューバなどには手が出ないで、なくなく『入団を断念する』子もいて…(永長氏)」
  • そんなときに、今回のマックコーポレーションの企画がまるで天の助けのように舞い降りたのだ。そして、見事にその援助を受けられることが決定。「いこまい館」のガルーダのごとく、雄々しく、楽しく、愛知EEの活動が盛り上がり始めた。

ヴェテランもみとめたJマイケルの実力

  • ボクの名前をつけたJマイケルの楽器は、お手頃な価格設定で人気を博している。「こんな値段でまた楽器を始められるとは思ってもいなかった」という笑顔を生み出す一方で、「安かろう悪かろうでは?」という不審な表情が生まれるときがある。たいていは吹いてみればその表情は消えるものなのだが、管楽器と言うのは不思議なもので、自分が「いい!」と思っていると物理的におかしくてもよく鳴ったりすることがある反面、いくらいい楽器でも「こんなのダメに決まっている」と思いつつ吹けばやはり名器も型なし…ということも。
  • 「はっきり言って私もそうでした」
  • と、苦笑いするのはマーチングを担当する渡辺氏。消防音楽隊のプロである。本業はユーフォニアムとのことだが、愛知EEではトランペットを担当している。小学4年生のお子さんも愛知EEでトランペットを担当する。
  • 「最近お借りしたものは素晴らしいですね!自分でも結局、購入してしまいました(笑)。特に注目しているのは、マウスピースの出来栄え。すごく鳴るようになりました」
  • 見えないところで日々改善している製作スタッフの努力の賜だ。最も評判いいのが、先述したユーフォニアムやトロンボーンなどの大型楽器。普通はなかなか金額的に個人持ちが辛い(特に中高生にとっては「買って!」と気軽には親に言い辛いもの)楽器なのだが、まずJマイケルであれば「割安」感があるのがうれしい。しかしもちろん「安かろう悪かろう」というのは楽器族にとっても大敵。その点はどうかというと…っとえば上の写真でもわかるように、JマイケルのトロンボーンはF管付のタイプでも、マウスパイプに指掛リングが容易されているから、保持するのもとても楽。スライドの場合にもまったく問題はなく、愛知EE楽器族の皆さんは身体的問題を意識することなく、演奏を楽しんでいるようだった。そしてユーフォニアムは、ケースにキャスターがついている便利さもさることながら、初心者にも鳴らしやすい設計が評判。取材当日は残念ながら欠席だったが、メンバーのなかには「即買い」してすでに「マイJマイケル」を手にしている方もいるそうだ。短い時間ながら、集中した楽しいリハーサルが終わった。さあ、次は本番のステージだ!

「ジョン・マイケルくん、ありがとう!」愛知EE楽器族より

  • 愛知EEのステージは、とても楽しい。なぜなら、通常の「座奏」とマーチングをひとつのステージで楽しむことができるから。「マーチングをやりたい」という思いでまとまったチームだから当然と言えば当然だけど、週一回の練習で、演奏だけではなく演出まで自分たちで考え、それを消化して自分たちのものにするのは至難の業だ。 取材班は、ちょうど5月末のさわやかな季節に行われたステージを拝見することができた。これは中京テレビ主催のイヴェントで、地元のアマチュア楽器族(吹奏楽)たちが集うもの。決して「コンテスト」ではないが、愛知セントラル交響楽団を中心にしたプロが講評し、主催者からはそれぞれに賞が贈られる、という本格的なイヴェントだ。 演奏時間は出入を含めて20分程度だが、マーチング(ドリル)を伴なう愛知EEの場合は、椅子を出したりひっこめたりする時間が必要だ。それをMC(しゃべり、ですね)でつなぐのか…と思いきや、彼らは予想外の手を考えていた。練習場の写真で椅子を担いでいるのは、そのリハーサル。「テキーラ」のリズムにのって、各パートがそれぞれ椅子を手にステージに登場し、踊りながらセッティングを開始する…という設定だった。 リハーサルそのものも、最初からマーチングの動きの基本を確認するところから始まる。普通なら「音出し」からはじまるのが吹奏楽の「練習」だろうけれど、愛知EE楽器族の場合は体を動かすところから始まるのが素敵だ。楽器を持たず、マーチングの基本動作を、広い練習場を一杯に使って確認。こういう場所に恵まれていたことも、愛知EEにとっては幸せなことだったと思われる。
  • こうして綿密に練習と演出プランを考えてみたものの、実は当日のステージの「空きスペース」は当日にならないと分からない。物理的広さはもちろん確認できるが、現場的な条件は行ってみなければわからない…という。さてどうするのかな…と思っていたら、彼らは現地に着くなりステージの状況を確認し、演出をその場で変更。こういう臨機応変さが愛知EEの強みなのだろう。わずかな打ち合わせで見事にその場所に対応した振付を行ってみせたのである。「えーどうして?」などと戸惑う声は出ない。みんな記念写真を取る時間も惜しんでリハーサルに集中していた。
  • こう書くとすっごくガチガチになっていたみたいに思われるかもしれないが、控えの場所では直前のバンドに身振り手振り&掛け声で声援をかける余裕も。そう、体中で演奏を、いや、音楽することを楽しんでいるのだ。
  • 踊り(演出)だけではなく、メンバーあg唄まで唄っちゃうのも楽しい!なんと途中で地元ならではの「燃えろドラゴンズ」で、炎の合唱え会場を一体化させたあとは(マジに、皆さん相当な中日ドラゴンズファンなんです!子供から大人まで熱唱していました)堂に入ったヴォーカリストぶりも見事に「YMCA」で会場をさらにヒートアップ。
  • 「これもみんなジョン・マイケル君とマックの皆さんのおかけです」
  • と、実に元気な皆さん。レンタル期間は数年、ということで「限り」がある付き合いになるが、ぜひともボクの楽器と仲良くして、いつまでも音楽を続けて欲しいものだ。

ページトップへ