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Jマイケル伝説 Vol.4

Jマイケルの伝説を追え
(株)三栄書房
「ブラストライブ」 2007 Vol.04 (定価 952円+税)
誌内「Jマイケル伝説を追え!」にJ.Michaelの特集記事が掲載されました。 (P110~P111)
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ブラストライブ


Jマイケルは天使? /Fシングルホルン バルブトロンボーン ひとりの男の人生を救ったポケトラ 啼鵬さんとJマイケル スペシャル/ YOKANさんがオーボエにチャレンジ トランペット - 川嵜淳一さん トロンボーン - はぐれ雲永松さん バリトンサックス - TPOの武田和大さん TPOのメンバーからJマイケルへ 番外編 チェロを弾いてみよう Jマイケルのフレンチホルンと木村さん(東京佼成) ブラスタ「放課後プロジェクト」を応援するぞ 学校応援プロジェクト 学校応援プロジェクト マーチングブラスが熱い。

Jマイケルの伝説を追え その4_1
Jマイケルの伝説を追え その4_2

Jマイケル伝説を追え!

所蔵の管楽器は、全部J.マイケル!?

  • みなさん、こんにちは!生粋の英国人ではあるけれど、精霊となってしまった今は「英国生まれ、中国に育った、日本人の血を引く国際人」といったほうがいいかなあ…まあすでに「人」じゃないけど…と思っている、ジョン・マイケルです。略してJ.マイケル。ミッシエルと呼んでくれるひとがたまにいるけど、フランス人じゃないからね。人の名前の読み方は、いろいろあるから仕方ないけど。
  • ここで、いきなりで恐縮ですが、みなさんに質問。「啼鵬」と書いて、なんと読むか。答えは、そう、「ていほう」と読むんです。前号を読んでくれた人にはもうネタバレしてるけど、前回はポケットトランペットの愛用者としてご紹介したんだよね。
  • そう、名前はアヤしいけれど、れっきとした日本人。かの有名な東京藝術大学には、高校時代(つまり付属の芸術高校)から所属し、はるばる茨城は土浦から上野までを通う毎日を過ごしてきた熱血漢…には、あんまり見えないクールガイ。今年20周年を迎える日本を代表するサックス四重奏団「トルヴェールクヮルテット」や各地の吹奏楽団への作品提供、葉加瀬太郎氏との共演やユニークな編成でアコースティックロックの世界を構築する「といぼっくす」などでの演奏活動で多忙な啼鵬氏。専門は作曲で、演奏の際のメインの楽器はバンドネオン(アコーディオンに似ているけれど、実はずいぶん違う、アルゼンチンタンゴで有名な楽器だけど、残念ながらまだボクの名前の付いたバンドネオンは存在しない)。土浦を拠点に飛び回る啼鵬氏に時間をいただいて、スタジオにお邪魔させていただきました!
  • 「よく来たねえ、イギリスから(爆笑)。キミの名前のついた楽器は、たくさんもっているんだよ。そう、実はポケットだけじゃないんです(笑)。全部見せてあげようか?」
  • というわけで、見せていただいたのがこの写真。
  • すごいでしょ?自分でも驚いた。弦楽器から管楽器まで、あらゆる楽器にボクの名前が出ているなんて!こんなにあったっけ。
  • 「自分でいってどうするのさ(笑)」
  • でも、あの…聞きにくいんですが、ボクの楽器でプロのステージに出たりすること、あるんですか?

無敵のヴァイオリン・エンターテイナー、HAKASEと共演したJ.マイケル

  • 「もちろん!このあいだ出た葉加瀬太郎さんのライヴDVDではバックバンドに参加していたんだけど、キミのホルンを抱えてちらっと写っているよ」
  • え?ホントですか?
  • 「そう。それもあの、小さいB♭管(本誌第一号参照)。見てくれも可愛いけれどけっこう本格的な音色がステージでは効果的で、評判良かったよ。フレンチホルンって、のどかな音色もダイナミックな音色も出せるし、かたちがいかにも牧歌的で、見ているだけでほっとするでしょう?葉加瀬さんのステージはとても雄渾なイメージにあふれているから、アレンジャーとしてもホルンを使うのは正解だと思ったね」
  • クラリネットも使ったんですか?
  • 「本番では使わなかったけれど、試してみた。というのは、新しい素材のクラリネットだから、ちょっと時間をかけて試したかったんだ」
  • 新しい素材?

地球の緑と平和を守れ!

  • 「クラリネットの素材が天然の樹木で出来ていることは知っているよね?」
  • え、ええ、まあ…通称「グラナディラ」、正式にはアフリカンブラックウッドという名称で、タンザニアが主な産地となっていて、現地では現在地元名産のマコンデ細工の材料としても珍重されている、ってことくらいなら。
  • 「お!意外と博学じゃない!」
  • 種明かしは、前号の本誌で勉強したんです(苦笑)。でも、そのグラナディラもやはり地球温暖化の影響や乱伐の影響で、資源としてはかなり厳しい状況だとか。
  • 「そうなんだ。特に楽器用の質の良いものは、年々厳しい状況になってきている。そこでJ.マイケルとして開発したのが、グラナディラに良く似た黒檀、エボニーの粉末を樹脂と混合した新素材を開発したんだ。そういう異種素材の混合ってなかなか難しいんだけど、CL-430というこの楽器は、本当に良くできてる。低価格の楽器は学校で使用されることが多いけれど、運動会や野球の応援など、学校行事は野外での演奏が多いから、日照りや突然の豪雨などにあう危険性もある。ひどい場合は、上質の木管だと割れてしまうからね」
  • なるほど。だから樹脂で…でもなんでエボニーを混ぜるんですか?
  • 「音色の問題だね。たとえ値段は安くても、こういう気配りができるところが素晴らしい。楽器を造って売っているだけじゃない、という『矜持』を見せてくれたところが、契約アーティストとしてはうれしいねえ」
  • 矜持?なんて読むんですか?まだ日本語なれなくて…。
  • 「きょうじ、と読む。英語で言うとプライドってとこかな」
  • なるほど。いい話をありがとうございます。で、啼鵬さん、最近面白いバンドまたやっているんですって?
  • 「そう、ユーフォニアムとバンドネオンとサックス、という特殊な編成の『アウト・オブ・スタンダード』というのをやっているんだ。よかったら聴きにきてよ」

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