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ER-101SZ 施忠 黒檀 二胡
選定された黒檀材を使用。十分な音量があり、太く豊かな音色。
モデル | ER-101SZ |
税抜価格 | ¥160,000 |
税込価格 | ¥176,000 |
形式 | 上海式 |
素材 | 本体(琴筒、琴托、棹、糸巻き): 黒檀(選定) |
琴筒正面: ニシキヘビ皮(選定) | |
琴頭装飾: 牛骨 | |
棹装飾 | なし |
セット内容 | ケース: NKC-03 BLK(セミハードケース) |
弓: ERB-50(北方式) | |
駒: EB-01(油煎) | |
フェルト: EFT-02(ポリエステル) | |
替え弦: ERS-50 | |
松脂 | |
ER-101SZ 試奏音源 |
付属品
弓、弦、駒、フェルト、松脂と二胡演奏に必要な部品は一通り付属しており、すぐにでも演奏可能です。
弓、弦、駒、フェルト、松脂と二胡演奏に必要な部品は一通り付属しており、すぐにでも演奏可能です。
二胡製作師 施忠
1969年生まれ、上海の二胡製作師。 1985年、上海民族楽器一廠に入社、高級工芸師除振高氏に古箏製作を学ぶ。 1996年より、上海敦煌楽器有限公司で高級二胡工芸師王根興氏に師事、二胡製作を学ぶ。 2006年、施忠民族楽器工作室を設け独立。二胡を初め、中胡、高胡、申胡、越胡、京胡、板胡、などを製作。 分業が徹底されている二胡製作の世界において、全ての部品製作、加工を一人でこなせる、数少ない若手職人。 既成の製作方法や概念にこだわらず、新しい形状や新材料の使用も積極的に試みる、二胡発展の次代を担う期待の二胡製作師。
高級二胡工芸師 王根興氏に師事して二胡製作を学び、分業が徹底されている二胡製作の世界において、全ての部品製作から加工を一人でこなせる数少ない若手二胡製作師 施忠氏が製作する上海二胡は、初めから弾き込まれているかのような柔らかい質感があります。
施 忠(Shi Zhong) プロフィール1969年生まれ、上海の二胡製作師。 1985年、上海民族楽器一廠に入社、高級工芸師除振高氏に古箏製作を学ぶ。 1996年より、上海敦煌楽器有限公司で高級二胡工芸師王根興氏に師事、二胡製作を学ぶ。 2006年、施忠民族楽器工作室を設け独立。二胡を初め、中胡、高胡、申胡、越胡、京胡、板胡、などを製作。 分業が徹底されている二胡製作の世界において、全ての部品製作、加工を一人でこなせる、数少ない若手職人。 既成の製作方法や概念にこだわらず、新しい形状や新材料の使用も積極的に試みる、二胡発展の次代を担う期待の二胡製作師。
二胡の素材
木材から作られている二胡は、使われる木の種類によってその音色が変わります。 二胡には様々な種類の木が使われますが、紫檀、老紅木、黒檀の3種類が二胡の三大材と呼ばれています。 良い二胡を製作するためには材料となる木材を十分に寝かせて乾燥(シーズニング)させなければなりません。このため、良質の二胡を製作する工房では、倉庫に多くの空間を割いて常に大量の木材を保管し、十分に寝かせ終えた材木を順次使用して二胡を製作しています。
木材から作られている二胡は、使われる木の種類によってその音色が変わります。 二胡には様々な種類の木が使われますが、紫檀、老紅木、黒檀の3種類が二胡の三大材と呼ばれています。 良い二胡を製作するためには材料となる木材を十分に寝かせて乾燥(シーズニング)させなければなりません。このため、良質の二胡を製作する工房では、倉庫に多くの空間を割いて常に大量の木材を保管し、十分に寝かせ終えた材木を順次使用して二胡を製作しています。
黒檀
黒檀は、カキノキ科に属し、非常に硬くて油分が多く、バイオリンの指板などに使われるように楽器の素材としてはおなじみの木材です。
三大材の中では最も重量の重い木材で、黒檀の二胡はしっとりと落ち着いた深みのある音色を奏でます。
このような黒檀二胡の音色は、日本では人気が高いのですが、二胡の本場中国ではあまり好まれないようで、紫檀や老紅木ほど人気がありません。このため、黒檀は楽器の素材としての適性や希少な高級材という点では紫檀と遜色ない木材でありながら、一般的には紫檀→老紅木→黒檀の順に楽器の値段が下がっていく傾向にあります。このようなことから、日本では、人気の黒檀二胡が比較的お求めやすい価格で買えることも珍しくありません。
蛇皮
二胡の琴筒の正面には、ニシキヘビの皮が張られています。 二胡に張られた弦は、松脂を付けた弓の馬毛で擦られることで振動します。これにより生まれた音は蛇皮の中央に置かれた駒を通じて蛇皮に伝わり増幅され、それが木製の胴全体で共鳴することにより、あの優雅で哀愁のある音が生み出されます。このように蛇皮は、二胡という楽器にとって非常に重要な部分で、二胡の職人が最もこだわって製作する部分でもあります。 二胡の価値は、主に木材の種類と等級、蛇皮の等級、工房や職人の技量や知名度といった要素で決まります。このため、価値の高い二胡には良質の蛇皮が使われています。 一般的に蛇皮の良し悪しは、皮の厚さ、均一さ、弾力、鱗の縦横の並びや大きさが揃っており、鱗の一枚一枚が適度に大きいといった点で判断されます。蛇類は餌を丸呑みにするため、腹側や胴の側面は食事の際に広がります。これにより皮が伸び縮みにさらされることから二胡に適した均質で適度に弾力のある安定した皮が取れません。これに対して背中側の皮は背骨が通っていることでこのような伸び縮みがないため、二胡には背中側の皮が適しています。その中でも人間でいうところの腰から少し上に当たる部分の皮が最良とされています。ニシキヘビは成長すると全長5~6メートルにもなる大きな蛇ですが、そのような大きな蛇でありながら二胡に適した部分は限られており、最上級の二胡に使える蛇皮は1匹のニシキヘビから二胡5本分程度しか取れないと言われています。 東南アジアではニシキヘビを食べる文化があり、食用のニシキヘビが養殖されています。二胡用の蛇皮は、主に食用に養殖されたニシキヘビから取られています。二胡に適さない部分の皮は財布やベルトの素材として使われ、肉だけでなく皮まで残さず利用されます。 なお、ニシキヘビは、現在ワシントン条約による国際取引の規制対象となっており、弊社が取り扱っている二胡はすべて同条約に基づいて正式に輸入許可を得た上で仕入れています。
二胡の琴筒の正面には、ニシキヘビの皮が張られています。 二胡に張られた弦は、松脂を付けた弓の馬毛で擦られることで振動します。これにより生まれた音は蛇皮の中央に置かれた駒を通じて蛇皮に伝わり増幅され、それが木製の胴全体で共鳴することにより、あの優雅で哀愁のある音が生み出されます。このように蛇皮は、二胡という楽器にとって非常に重要な部分で、二胡の職人が最もこだわって製作する部分でもあります。 二胡の価値は、主に木材の種類と等級、蛇皮の等級、工房や職人の技量や知名度といった要素で決まります。このため、価値の高い二胡には良質の蛇皮が使われています。 一般的に蛇皮の良し悪しは、皮の厚さ、均一さ、弾力、鱗の縦横の並びや大きさが揃っており、鱗の一枚一枚が適度に大きいといった点で判断されます。蛇類は餌を丸呑みにするため、腹側や胴の側面は食事の際に広がります。これにより皮が伸び縮みにさらされることから二胡に適した均質で適度に弾力のある安定した皮が取れません。これに対して背中側の皮は背骨が通っていることでこのような伸び縮みがないため、二胡には背中側の皮が適しています。その中でも人間でいうところの腰から少し上に当たる部分の皮が最良とされています。ニシキヘビは成長すると全長5~6メートルにもなる大きな蛇ですが、そのような大きな蛇でありながら二胡に適した部分は限られており、最上級の二胡に使える蛇皮は1匹のニシキヘビから二胡5本分程度しか取れないと言われています。 東南アジアではニシキヘビを食べる文化があり、食用のニシキヘビが養殖されています。二胡用の蛇皮は、主に食用に養殖されたニシキヘビから取られています。二胡に適さない部分の皮は財布やベルトの素材として使われ、肉だけでなく皮まで残さず利用されます。 なお、ニシキヘビは、現在ワシントン条約による国際取引の規制対象となっており、弊社が取り扱っている二胡はすべて同条約に基づいて正式に輸入許可を得た上で仕入れています。
ケース
発砲スチロールに布張りのセミハードケースと呼ばれるケースが付属します。セミハードケースは、丈夫でしっかり楽器を保護しつつ、軽量で持ち運びに便利という優れた特徴を有しています。
発砲スチロールに布張りのセミハードケースと呼ばれるケースが付属します。セミハードケースは、丈夫でしっかり楽器を保護しつつ、軽量で持ち運びに便利という優れた特徴を有しています。
NKC-03ケース